あらすじ
空からレシートが降ってきた。
四日目、人類の額には値段が表示された。
4,800円のサラリーマン。
45円の老人。
そして――300円の女。
人間の価値が数字で可視化された世界で、市場価値査定士・神崎真昼は「価格崩壊案件」を担当することになる。
商品として消費される人間。
値札で他人を測る人間。
そして、自分自身を値段でしか見られなくなった人間。
これは怪異の話ではない。
怪異よりもずっと昔から、人類が続けてきたことの話だ。
笑えて、狂っていて、最低で、
そして少しだけ痛い。
『返品不可人間市場』へようこそ。