あらすじ
大学生の黒水晶(くろみずあきら)は物心つかないころから「手に触れたものに転写された感情や情報を読み取る」ことができる体質。
その中でも特に、ジュエリーに転写された感情に影響されることが多い。
それをひた隠しにし、人とのコミュニケーションをできるだけ取らないようにしてきた。
大学でも隠キャで通しているが、ある日、晶の体質に理解のある高校からの唯一の友達、琥珀からの紹介でとてつもなく尊大な態度の男、獅童志(しどうこころ)と知り合う。
獅童は彼の大叔母の形見だというムーンストーンの指輪を見せ、大叔母の記憶が転写されているかを知りたいという。
晶はそれを断ったが、獅童は諦めずにしつこく晶を待ち伏せしては説得を繰り返す。
根負けした晶は指輪を手に取り、転写された感情を読み取ろうとしたが…。