あらすじ

享保十六年。『先代旧事本紀』を偽書と断ずる知らせを受けた伊勢御師・度会清胤は、家伝の朱書きの由来を求めて英彦山へ向かう。人の苦悩を石へ移す術は、確かに命を救った。しかし、苦しみとともに記憶や愛着まで抜け落ち、石の声は互いに混じり始める。罪を抱えた山伏・常覚と、聞書を続ける志乃は、飢饉に沈む山で清胤の庭と向き合う。古記の真偽、救いの代価、名もなき者の声を描く歴史怪異長編。

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エブリスタ2026/08/12
  • 現在の作品彦山旧事記