あらすじ
異能×ミステリ×現代怪談!
山奥に閉ざされたサマーキャンプで、メスガキがミンチになった。
祟り神の仕業か、異能者の凶行か――オカルトと狂気が絡み合う、本格クローズドサークル・ミステリ!
◇
夏休み、聖灘高校主催のサマーキャンプが行われた。参加者は抽選で選ばれた生徒七名と引率教師一名。場所は、電波の届かぬ山奥のペンション。
主人公・空理透(くうり とおる)は民俗学を趣味とするインドア派の高校一年生。引率教師・柊詩織が地元の祟り神伝承「にょげんさま」の調査を目論んでいると知り、興味を惹かれて参加していた。
サマーキャンプ二日目。小生意気な先輩・高梨南に誘われ、強引でからかい癖のある彼女に呆れながらも、透は大自然の中で楽しい時間を過ごす。
だが、その夜――昼頃から行方のわからなくなっていた南が死体となって発見された。
現場に残されていたのは、ミンチ状の惨殺死体と、それを囲うように血で描かれた奇怪な魔法陣。
犯人は間違いなく『異能者』だ。こんな人里離れた山奥で、前触れなくこんな死体を見せられてはそう考えるほかにない。
しかし、キャンプ参加者たちの異能は電子首輪で封じられている。電話線は断たれ、電波は圏外。助けを呼べない密室空間(クローズド・サークル)で、次々と死体が増えてゆく――。
犯人は外部の人間か、それとも参加者の中にいるのか?
霞の中に響く不気味なノック音。祟り神は、本当に実在するのか――?
透は恐怖と戦いながら推理を重ね、事件の真相を追ってゆく。
果たして、少年は生還できるのか。
真実に、辿り着けるのか――。