あらすじ
あらすじ
三百年前、世界を滅ぼそうとした魔王は、勇者によって討たれた。
――誰もが、そう信じていた。
アストレア王国の片隅で暮らす少年、レオン。
特別な才能を持たず、周囲からは「無能」と呼ばれていた彼は、ある日、未来を視る力を持つ少女セレスと出会う。
「あなたと私が一緒にいれば、未来が変わる」
その言葉をきっかけに二人は冒険者となり、王国各地で起こる魔物の異常発生を調査することになる。
そこで二人が目にしたのは、通常では考えられないほど強化された魔物と、謎の黒い紋様。
さらに、森で追われていたエルフの少女フィオナと出会う。
彼女は世界樹に選ばれた「巫女」だった。
三人が集まったとき、封印されていた古代の門が姿を現す。
そして明らかになる、三百年前の真実。
魔王は倒されていなかった。
勇者が魔王を討ったという歴史そのものが、誰かによって作られた偽りだったのだ。
やがて三人の前に現れるのは――自らを「魔王の娘」と名乗る少女。
未来を視る少女。
世界樹に選ばれたエルフ。
そして、自らの力の正体すら知らない少年。
三つの運命が交わるとき、世界は再び動き始める。
これは、「無能」と呼ばれた少年が仲間たちと共に成長し、世界の真実へと迫っていく物語。
そして――彼らを見下し、利用し、捨てた者たちには、いずれ相応の報いが待っている。