あらすじ
今日も教室に入ると、クラスの人たちが僕を見て顔をこわばらせた。
すぐに僕から視線をそらし、友達との会話に戻っていく。
僕は避けられていることに気づかないふりをして自分の席に着いた。
ホームルームが始まるまであと10分。
おしゃべりする相手がいない僕は机に突っ伏して目を閉じた。
目を閉じると、クラスの中で一番声の大きい女子グループの会話が
聞きたくもないのに耳に入ってきた。
「今朝のニュース見た?近くの河原で死体が見つかったってやつ」
「見た見た。殺人じゃないかって警察が捜査してるらしいよね」
「なにそれマジ?殺人鬼が近くにいるかもしれないとか怖すぎなんだけど」
「まあ大丈夫じゃない?警察が捜査してるならすぐ捕まるっしょ」
「うーん。そうかなぁ。そうだといいけど」
「大丈夫でしょ。香穂心配しすぎ。‥‥‥まあ、でもどうせならさ、
あの『疫病神』を殺してから捕まってくれたらすごく助かるんだけどね」
あはは、と一斉に笑いが起きた。
※恋愛を主軸にしてますが、結構現実離れしたファンタジー要素も出てきます。
どうぞよろしくお願いします。