あらすじ
幼い頃から、ある孤児院で共に育った兄・凪(なぎ)と妹・花(はな)。
両親の記憶もなく、孤児院で育った二人。
ある夜、逃げ出して普通の人間になりたいと願う。
朝に目を覚まし、料理を作り、買い物へ行き、誕生日を祝う。
そんな何気ない毎日を、二人は少しずつ知っていく。
けれど、ふと疑問に思う。
「普通」って、誰に教えられたんだろう。
何が正しくて、何が間違っているのか。
誰かを大切にすることも、誰かを傷つけることも。
それを決めているのは、一体誰なのか。
過去を抱えた兄妹が、静かな日常の中で初めて自分たちの「当たり前」と向き合っていく。
これは、二人が自分たちの人生を選び始める物語。