あらすじ

サービス終了したはずのソーシャルゲーム『ラグナロク・オーダー』。 突然の終了からしばらく後、ゲームのキャラクターたちは現実世界へ現れた。 彼女たちは、自分を選び、育て、愛してくれたプレイヤーを今度は自分たちの意思で選び返す。 そして伴侶として契約し、“妻”として帰ってきた。 あるプレイヤーのもとには、長年愛用していたキャラクターが。 あるプレイヤーのもとには、推し続けた最愛の嫁が。 あるプレイヤーのもとには、共に戦場を駆け抜けた相棒が。 人々が奇跡の再会に涙する中、新卒一年目の会社員・マキトだけは違っていた。 彼は『ラグナロク・オーダー』をインストールしただけで、チュートリアルすら終えていない。 キャラの名前も知らない。 性能も知らない。 思い入れもない。 そんなマキトの前に現れたのは、未実装だったはずの最上位キャラクター、シエルとメルシー。 当然のように妻として振る舞う二人を前に、マキトは呟く。 「……誰だよお前ら」 そして、嫁たちが帰ってきた奇跡は、幸せな再会だけでは終わらなかった。 世界中にモンスターが現れ、駅は迷宮へ変わり、日常は『ラグナロク・オーダー』に侵食されていく。 嫁を愛するプレイヤーたちは、守りたいはずの彼女たちを戦場へ出すことに葛藤する。 その中で、ゲームも嫁も知らないマキトだけが、シエルとメルシーを迷わず“駒”として使い始める。 これは、キャラクターに選ばれたプレイヤーたちと、選ばれた理由すら知らない男がぶつかり合う物語。

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小説を読もう2026/08/29
  • 現在の作品サービス終了した嫁が帰ってきたらしいけど誰だよお前ら