あらすじ
自身の名前すら思い出せない少年を支配していたのは、翡翠の瞳を持つ青年に胸を貫かれて絶命するという、鮮烈な死の悪夢。
死にたくない。あの男に見つかる前に、記憶を取り戻し生き延びる術を身につけなければ――。
少女フィリアに「メア」と名付けられた少年は、人外の再生力と触れた命を焼き尽くす「黒炎」に怯えながらも、生き延びるための術を模索し始める。フィリアを襲う特位級の魔族を死闘の末に退けたとき、運命の歯車が噛み合った。
魔族の守っていた洞窟で発見したのは、かつて村にいた先人――『先生』が残した日本語のメモ。
そして、一度も見たことがないはずなのになぜか見覚えのある装飾具だった。
なぜ自分はこの装飾具がペアだと分かってしまったのか?
なぜ自分と同じ境遇の先人が地上へと降りていったのか?
自らを殺そうとした男の影と、装飾具が呼び起こす胸の疼きの正体を解き明かすため、メアは広大な地上へと降り立つ。
自身の正体と、かつて世界を滅ぼしかけた「邪神」の爪痕。
命を燃やし尽くす黒炎を灯し、メアは失われた真実を求めて世界を駆ける。
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五章構成を予定しています。
・一章(8/31完結予定):毎日更新(基本18時 + 金土日のみ7時)
・二章:週2〜3回更新予定(執筆中)