あらすじ

「聖女失格だ。君との婚約を破棄する」 黄昏の鐘が鳴り響く大聖堂の前庭で、王太子からそう告げられた瞬間――公爵令嬢シルヴィアは、心の中で盛大にガッツポーズを決めていた。 (やった。やっと、解放される……退職願、受理されました) 前世で過労死した企画職。異世界に転生してもなお、徹夜の結界維持、休日返上の魔物討伐、神殿長のパワハラと、変わらぬ地獄の激務に追われる日々。もう限界だった彼女の前に現れたのは、逢魔が時にしか会えない訳ありの旅人・ヴェスペル。 「働きすぎだよ、君。魂が焦げてる」 前世の過労死まで見透かす彼は、彼女にこう持ちかける。「君の聖力、僕に預けなよ」――枯れたことにすれば、もう誰も君を利用できない。 実は枯れてなどいない聖力を隠し、シルヴィアは晴れて“退職”を果たす。そして黄昏に囚われた魔王と、あてのない旅へ。 誰にも命じられない、急がない旅。元社畜令嬢が本当の自由と居場所を見つける、痛快&心温まる黄昏の逃避行ファンタジー。

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小説を読もう2026/08/29
  • 現在の作品婚約破棄されたので、逢魔が時の旅人について異世界を出ていきます ~聖女判定を捨てた元社畜、黄昏の魔王と旅に出る話~