あらすじ
人は誰しも“願い”を持っている。その願いは人によって様々だ。
例えば、密かに抱く恋心。誰かに振り向いて欲しい、想いを寄せる相手と結ばれたいと願う者がいる。
そんな願いを持つ者は、とある夢を見るのだ。
暗がりに佇む喫茶店。名前も場所も誰も何も知らない。それなのに夢から覚めた後もはっきりとその喫茶店の姿形を覚えているという。
その喫茶店の名は『夢幻喫茶』。
願いを持つもの、願いを叶えたいと強く願っている者の前にだけ現れる不思議な喫茶店である。
ある日、一人の少女は夢幻喫茶を夢で見た。そしてその夢を見た放課後、毎日何気なく通っている通学路に夢幻喫茶が現れたのだ。
そこから彼女の運命の歯車は動き出す。
今はまだ己の願いに気づけずとも。
夢幻喫茶に出入りができるのなら、それすなわち願いを持っているということなのだ。
己の願いに気づき、そして叶えるため。
夢幻喫茶へ訪れる願いを持つ者達は運命に抗い、そして変わっていく。
全ては願いを叶えるために。