あらすじ
資源に乏しく、本国テラの周縁として扱われてきたヴァリアント星系。二十三歳で父の急死により総統位を継いだヘルガ・シュヴァルツコップは、星系を生き残らせるため、留学先のテラで学んだ「効率と統制」を徹底していく。
密輸航路の断絶、遅れる秘密ドック、中央への依存――重圧のなか、彼女は三代にわたり育てられた艦隊を完成させ、本国への進軍を決断する。
だが、勝利の先で待っていたのは、命令なしには動けない自らの組織と、規律によらず戦う者たちだった。
貧しい星系を統べる若き女総統は、国家を強くするために何を捨て、何を取り戻すのか。
『底辺グルメ配信者の俺が星系代表になったって本当ですか?』『女商人一代記』と同一宇宙で描く、もう一つの星系戦記。