あらすじ

世界が崩壊した日、朝倉かなめが手に入れたのは《ドロップ》というギフトだった。 魔物を見るだけで、何を落とすのかが分かる《ドロップテーブル》。 ゴブリンなら食料や医療品。 角ウサギなら日用品。 別の魔物なら、燃料や装備まで。 そして《運》を上げれば上げるほど、より希少なもの、より自分に必要なものが手に入りやすくなる。 力を上げれば、自分は強くなれる。 体力を上げれば、生き残りやすくなる。 それでも、かなめが選んだのは――《運》だった。 自分一人が強くなるより、妻と一歳の娘が生きるために必要なものを持ち帰りたい。 食料が足りなければ、食料を落とす魔物を狩る。 薬がなくなれば、医療品を落とす魔物を探す。 娘のおむつが必要なら、日用品を落とす魔物を狙う。 そして足りない戦闘力は、ドロップした装備で補えばいい。 停電した街。 止まった物流。 あふれ出した魔物。 昨日まで金を出せば買えたものが、もう店にはない。 だから今日も、かなめは必要なものを落とす魔物を探しに行く。 家族三人で、この崩壊した世界を生き残るために。

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カクヨム
カクヨム2026/08/29
  • 現在の作品大切な家族を守ります 世界崩壊サバイバル ~俺だけドロップテーブルが見える~