あらすじ

あらすじ 古い木造家屋が残る山あいの町。 その町には昔から、 「桜色の頭巾を被った子どもを見た家には、幸せが訪れる」 という言い伝えがあった。 人々はその子を、「さくら頭巾」と呼んでいた。 年齢は五、六歳ほど。 小さな着物姿で、頭にはいつも桜色の頭巾。 ほとんど言葉を話さず、気がつくと家の隅に座っている。 正体は座敷わらし。 ただし、さくら頭巾には一つ変わったところがあった。 それは―― その家に幸せをもたらすのではなく、「その家が本当に必要としているもの」を与えること。 お金が必要な家には、お金ではなく勇気を。 仲直りが必要な家には、きっかけを。 別れが必要な家には、最後の時間を。 そして、誰かが忘れてしまった大切なものを、そっと思い出させる。 さくら頭巾が現れるとき、その家では必ず何かが起こる。 それが幸せなのか、それとも悲しい別れなのか――。 登場人物 さくら頭巾 年齢不詳。見た目は五、六歳くらいの女の子。桜色の頭巾に桃色の着物。裸足で歩く。普段はほとんど喋らないが、時々不思議な一言を残す。人の心にある「本当の願い」が見える。

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カクヨム
カクヨム2026/08/29
  • 現在の作品さくら頭巾