あらすじ

スイスでの救出劇を終えた防衛省の特命技官・間宮律に、次なる緊急任務が下る。 任地はポーランド・ワルシャワ。ウクライナ戦争の最前線となる東欧・北欧国境を電子の盾で覆う、NATO主導の極秘プロジェクト「全自動統合型電子監視シールド」の監査任務だった。 だが、会議の前夜、発案者であるドイツの主任科学者がホテルのバスタブで不審な毒殺を遂げる。さらに二日後、フィンランドの主任教授までもがヘルシンキの研究室で同様の手口により命を奪われた。 残された科学者は、ポーランドのコヴァルスキ教授と、スヴァウキ回廊の闇に消えたエストニアのメリ博士の二人。 女性防衛駐在官・橘彩香一等空佐、そして特殊作戦群出身の神崎一等陸佐とともに、間宮はリトアニアの教会での電撃奪還戦、古都クラコフの中世地下迷宮を舞台にした陽動迎撃戦へと身を投じる。 国家の謀略か、巨大軍需複合体の利権か。 凍てつくバルト海と古城の影で、不可視の境界線を巡る電脳インテリジェンス・サスペンスが加速する。

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カクヨム
カクヨム2026/08/29
  • 現在の作品不可視の境界線 ー影の書記官・間宮律②