あらすじ
語り手は約10年間病院に入院しており、的確な治療や手厚い身の回りの世話、メンタルケアを提供する病院の体制に感謝を抱いている。
ある日、語り手は海外の鉄甲冑や銀色の槍という予測不能な映像を3秒間脳内に提示され、激しい恐怖と冷や汗に襲われるが、それも一時的なものとして受け流す。心臓の病気や不安に対して優しく接するスタッフがいる一方で、配慮に欠ける言動をとる婦長
しかし、その手厚い看護の裏側で、語り手は自身が実験材料や利益・名声を得るための観察対象として扱われていると感じている。身体や精神を整えられ、いずれ「出荷」されるような環境でありながらも、語り手は皮肉を込めて病院への感謝