あらすじ
五十年前、討たれた魔王は力を欠片にして世界へ放った。
その力を宿した者は例外なく赤い瞳を持ち、「呪い子」と呼ばれ、恐れられた。
天候を操る青年ダミアンも、その一人だった。
仕事も食事も拒まれる日々の中で、見知らぬ少女が自分の昼飯を半分くれた。
その孤児院は借金で土地を奪われそうになっていた。
ダミアンは全財産を投げ出す。
だが借金取りは金を返されて困り、夜に院を焼こうとする。
守りきった先で、二人は決める。
呪い子でも追い出されない家を作ると。
その名は、ホワイトファルコン。
傷つき、居場所を失った者たちが、少しずつ仲間になり、やがて家族になっていく。
待っているのは差別と迫害、そして世界に残された魔王の爪痕。
これは、世界から拒絶された者たちが、自らの手で居場所を作る物語。