あらすじ
【あらすじ】
濡れ衣を着せられチームBIOを追放されたバイオは、自らを嵌めたチームリーダーを知るサブリーダーを探すため、謎のエージェント グリと共に、高さ2,000mの異形の塔Crystal Tower を登る。
Crystal Tower 1階、2階に仕掛けられた試練を乗り越えた二人の前に立ち塞がるフルフェイスのヘルメットを被った男。彼は、Crystal Tower には侵入者を排除する「百八の魔星」と呼ばれるエージェント集団が常駐し、自分もその一員であると告げる。
神戸和田岬に住む女子高生エージェント和田美咲。日々師である兵庫大仏からの教えで、エージェントとしての力量をあげていく。そして、ある大規模作戦で、運命の出会いを果たす。
港町のショッピングセンターに友人と遊びに来た、たまごろうは、怪しい二人組を見つける。体の奥底の声に導かれ、クリスタルタワーへ二人を追う。激しい追跡戦の末。。
鉄壁の男と呼ばれるエージェント vahohoは過去に囚われていた。過去を清算するためvahohoは因縁の相手 兵庫大仏と会う決意を固める。
長年の研究の末、待望の成果を上げた女性研究者。だが、その成果に予期せぬものを見出した彼女は、恩師に相談を持ちかける。
【登場人物】
バイオ・・元チームBIOのエースエージェント。レジスタンス。所属チームのリーダーに裏切られ、失意の中グリと出会い、復讐の為 Crystal Tower 頂上を目指す。激情に駆られることがある痩身総髪の若者。
グリ・・レジスタンス。神戸北野坂で失意のバイオに声をかけ、共にCrystal Tower を登る。ジョルジオアルマーニを自然に着こなしポジティブ志向で冷静。バイオの良き理解者。
和田美咲・・天性の素質を持つ女子高生エージェント。エンライテンド。師である兵庫大仏より伝授された廃人重ね撃ちを駆使し、和田岬を拠点に、数々の大規模作戦で活躍する。小柄な身体に小顔の美形に似合わぬ毒舌家。
たまごろう・・謎の存在アダムと出会い、身体能力と思考パターンが急変したクールビューティー。クリスタルタワーで謎の二人組と戦う。狐のお面を被る。
vahoho ・・鉄壁の男と呼ばれる凄腕エージェント。レジスタンス。防御のスペシャリスト。己の信念に従い、謎の組織 八騎士を脱退後、敵対する。大柄な身体に作業着を纏う。
兵庫大仏・・和田美咲の師匠。謎の組織 八騎士に所属していたがvahohoと共に脱退し、野に下る。
女博士・・独自に開発した細胞を元にアダム計画を立案するが、その危険性に気付き全てのデータを破棄。研究データは捏造したとの偽りの発表を行い学会を追放される。
サイエンスバーのバーテンダー・・vahoho と兵庫大仏行きつけのバーのバーテンダー。博学で、二人のよき相談相手。女博士の指導者であったが、彼女と共に学会を去る。
kurokirby・・Crystal Tower を守護する百八の魔星の一人で、天狼星の宿星を持つ。胸にタトゥーを施し、フルフェイスのヘルメットを被る。
しろ・・Crystal Tower を守護する百八の魔星の一人で、天敬星の宿星を持つ。薩摩絣を兵児帯で締めた巨眼の大男。
ふじ・・Crystal Tower を守護する百八の魔星の一人で、地巧星の宿星を持つ。
ハートオブクイーン・・Crystal Tower を守護する百八の魔星の一人で、地勇星の宿星を持つ。元チームBIOのサブリーダー。
ドージェ・・Crystal Tower を守護する百八の魔星の首領で、天魁星の宿星を持つ。謎の組織 八騎士よりCrystal Tower を守るため百八の魔星を結成。鉄仮面で素顔を隠す謎の人物。
【世界観】
二十一世紀初頭、世界八都市で同日に、巨大な八つの塔が突如として隆起した。
各国研究機関の調査により、八つの塔には、同じコンピューターが設置されネットワーク連係していることが判明。
コンピューターは、完成していないはずの光子コンピューターであること、ネットワークも既存の技術とは異なる重力波の無線を使われていることが、まず人々の理解を超えていた。
コンピューター内部を調査する段階で、以下の労働不要システムの存在を認めるに至って、絶句した。
・第一次産業、第二次産業を掌握する世界のメーカー全てのインフラを制御し、モノ(食品、衣料品、日用品、その他コンテンツ)を自動製造するシステム
・製造したモノの生産量、世界の有効人口、及び、配分方法を元に、共通仮想通貨を自動配分するシステム
・世界の流通網を制御し、人々が希望するモノを、共通仮想通貨と引き換えに自動配布するシステム
また、各システムの運用に必要な、DNAで一意にIDを採番・認証する端末の製造方法、配布方法のマニュアルも用意されていた。
新型ウィルス蔓延、労働需給逼迫、企業倒産、経済低迷、金融破綻、治安悪化、人口減少。
負のスパイラルにあえぐ人類は、議論の末、状況リセットのため、システムを運用する事を決めた。
これにより、危機脱出の副産物として、人類は、労働から解放された。
だが、人間とは、何もせずに生きることが出来ない生物である。そのため、共通仮想通貨を自動配分するシステムの配分方法に、何かしらの活動での報酬を元にする事にした。
この活動に採用されたのが、数年の社会実験を経て、平等性、合理性で最も優れていると判定されたオンライン位置情報ゲーム「イングレス」であった。
人類は、総エージェント化し、すべての決定事項は、イングレスで解決されることになった。