あらすじ
あらすじ
時は、幕末――。
とはいっても、史実とは少しばかり違う、とある架空の国。
街道沿いに栄える宿場町には、旅人も商人も、そして表の顔だけでは生きられない者たちも集まっていた。
そんな町で、ひょんなことから一人の男が商家・黒金屋に雇われることになる。
腕は立つ。頭も切れる。礼儀もわきまえている。
ただし本人には、これといって大きな野望はない。
「できれば、斬り合いなんてせずに平穏に暮らしたい」
――そう思っていたはずだった。
ところが、雇い主の黒金屋喜兵衛は彼を妙に気に入り、いつの間にやら周囲からは「先生」と呼ばれる始末。
さらに宿場町には、黒金屋だけでなく、裏社会を牛耳る勢力までいる始末。
商売、揉め事、用心棒、裏取引。
どうやらこの町、見た目以上に物騒らしい。
「いや待て。俺はただ、平和に働きたいだけなんだが?」
そうぼやきながらも、なぜか事件の中心へと巻き込まれていく主人公。
果たして彼は、無事にこの町を生き抜くことができるのか。
そして――いつしか「先生」と呼ばれるようになった男が、この宿場町で築いていくものとは。
これは、剣と商いと人情が入り混じる、ちょっと変わった幕末時代劇。