あらすじ
「エレノア、俺は真実の愛を見つけてしまった」
王太子ディートリヒからそう告げられ、婚約を破棄された公爵令嬢エレノア。
けれど彼女が気になったのは、婚約破棄のことではなかった。
——「真実の愛」とは、いったいどのようなものなのだろう?
ディートリヒは語る。
それは、見返りを求めない無償の愛。
それは、どんな苦難さえ美しく輝かせる愛。
それは、地位も名誉も財産も捨てられるほど崇高な愛。
そんな素晴らしいものなら、ぜひこの目で見てみたい。
純粋な興味から、エレノアはディートリヒと彼が愛する伯爵令嬢マリアの「真実の愛」を見届けることにする。
そして二人の前には、次々と愛を試すような出来事が起こり始める。
エレノアは「真実の愛」を誰よりも真面目に信じ、応援するのだが……