あらすじ
都会から山間の田舎へ引っ越してきた中学二年生、汐見利汰。
人付き合いが苦手で、前の学校でも友達はたった一人。
引っ越してきたこの土地でも、どうせ一人で過ごすのだろうと思っていた。
そんな利汰の唯一の趣味は刺繍。
ある日、刺繍糸を買いに出かけた利汰は、近所の男子中学生三人組と出会う。
ところが、彼らについて行った納屋で目にしたものは――。
「「「俺の」」」
三つの刺繍枠。
三つの刺繍道具。
まさか、自分以外にも刺繍をする男子がいるなんて。
友達のいなかった少年が、ひょんなことから三人の仲間と出会う。
田舎の夏と、刺繍と、ちょっと不思議な縁のお話。