あらすじ

英雄の記されぬ風土記を紡ぐ、ただ一人の男の物語。 大学の研究室で眠りに落ちた草薙修斗が目を覚ますと、そこは風土記と超古代史の禍々しき層が蠢く「神代の日本」だった! 現存するわずか五カ国の風土記。 そして、歴史から削り取られ、地名ごと消失した「欠損の国々」。 そこに住まうのは、恵みを与える神などではない。人を贄として求め、土地そのものを喰らう荒ぶる「国津神」たちだった。 異郷の地で修斗に初めて宿ったのは、小さな音を立てて弾ける微弱な雷——《鳴火(なりび)》。 土地の危機を救い、功績を遺すたびに新たな権能と神名が与えられていく。 だが、その力には恐るべき代償が存在した。 ──力を使い、土地に神名を刻むほど、歴史から「草薙修斗」という人間の存在と記憶が削られていく。 「こんな痛い思いをして、誰にも覚えてもらえないなら……神様なんて、やってられないだろ」 欠けた風土記の謎を追い、再国譲りを企む勢力と対峙しながら、俺はただ生き延びるためにこの国々を歩き続ける。 神話に名を残せぬ一人の青年が辿る、失われた日本を巡るダークファンタジー活劇!

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小説を読もう2026/08/29
  • 現在の作品国津神とは俺のこと