あらすじ

仕事に追われ、恋人の弘樹と二週間と四日会えていない千景。 以前はどうでもいい話まで送り合っていたのに、最近の連絡は「残業」「おやすみ」といった用件ばかり。付き合ってまだ四か月なのに、弘樹の気持ちはもう冷めてしまったのではないか。そんな不安を抱えながら歩く冬の帰り道、駅前で千景を待っていたのは弘樹だった。 手には、二つの温かいカフェラテ。 久しぶりに並んで歩き、いつものように仕事の愚痴をこぼすうち、千景は弘樹がすでに転職していたことを初めて知る。 どうして、そんな大切なことを話してくれなかったのか。 どうして、会いたいと言ってくれなかったのか。 言葉にできず積もっていた寂しさがこぼれたとき、弘樹の口から返ってきたのは、千景が思いもしなかった本音だった。 冷たい雪の夜、少しだけ歩幅を違えていた恋人たちが、二つのカフェラテを手に、もう一度隣を歩き始めるまでの社会人恋愛短編。

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カクヨム
カクヨム2026/08/28
  • 現在の作品冷めたのは、恋じゃなくて二つのカフェラテだった。