あらすじ
18歳で交通事故に遭い死亡した少女は、竜の都ドラグニアにある名門ジャンヌ伯爵家の令嬢、レイ・ジャンヌとして転生する。
ジャンヌ家は、100年に一度現れる「竜の子」を輩出する特殊な家系。
竜の子とは、すべての竜から愛され、やがて竜の王から特別な加護を授かる存在。
レイは生まれた瞬間から、その証である竜王と同じ金色の瞳を持っていた。
しかし、竜の子を巡って争いが起こり、レイは幼い頃から命を狙われる。
3歳の誕生日。
屋敷に暗殺者が侵入し、レイを庇った母セシリアが命を落とす。
そのショックでレイは長い眠りにつく。
そして夢の中で、自分が「レイ」として生まれる前の人生――交通事故で死んだ18歳の少女だったことを思い出す。
前世の自分は、何をするにも「めんどくさい」が口癖。
人付き合いも嫌いで、パーティーはもちろん、恋人も友達も婚約者もいなかった。
「今世くらい、静かに生きたい」
そう願うレイだったが――。
16歳の成人の日。
竜の加護を受けた瞬間、すべての竜がレイの存在を認識する。
そして彼女の「平穏な人生」は、盛大に崩れ始める。