あらすじ
何度挑んでも勝てない、因縁の相手。
中学最後の大会で、僕たちはまたそのチームと対戦する。
試合は最後まで互角。
残り数秒、僕たちは一点リードしていた。
「あと少しで勝てる」
そう思った瞬間、相手のシュートがブザーと同時にリングへ吸い込まれた。
最後の試合は、最後の一秒で終わった。
悔しさを抱えたまま迎えた、引退前の最後のミーティング。
そこで監督が語ったのは、勝利ではなく、僕たちがこれから生きていくために伝えたかったことだった。
あの夏、誰よりも厳しかった監督。
その「あつい」想いに気づいたのは、すべてが終わったあとだった。