あらすじ

僕は勇者になりたいわけじゃない。 ただ、愛用のリュートを奏でながら、気ままに旅をする吟遊詩人――そのはずだった。 僕の音楽には、人の心を癒し、時には幻獣さえも呼び寄せる不思議な力がある。 そのせいで、街で少し演奏しただけなのに、 「勇者様だ!」 「伝説の勇者様が現れたぞ!」 ……と、なぜか勇者扱いされる始末。 いや、僕は勇者じゃない。ただの楽士です。 そんな僕が次に辿り着いたのは、かつての賑わいを失い、人々が希望を失ってしまった街だった。 そこで出会ったのは、街の復興に奔走する町長の娘、サラ。 彼女が僕に願ったのは、勇者として街を救うことではない。 「貴方の音色で、人々の心に希望を取り戻してほしいのです」 その言葉を聞いた瞬間、僕は迷わず頷いた。 僕は勇者にはならない。 けれど――僕の音楽で誰かを笑顔にできるのなら、それでいい。 美しい町長令嬢との恋、個性豊かな仲間たちとの出会い、音楽によって引き寄せられる幻獣たち。 そして、旅の先で待ち受ける数々の事件。 笑って、歌って、ときどき戦って。 これは、勇者ではなく吟遊詩人として生きる青年が、音楽と幻獣を携えて世界を巡る冒険譚。 コミカルな日常から、やがて世界を揺るがす戦いへ――。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
エブリスタ
エブリスタ2026/08/28
  • 現在の作品勇者にはならない~天才吟遊詩人は最強の幻獣と旅をする~