あらすじ

「わたしは舞を、失った。」 戦乱の世。若き舞手・蓮阿弥は、ある一言をきっかけに舞台を追われ、一座を去る。 行き着いたのは、かつて想い人と過ごした荒れ果てた屋敷。 そこで蓮阿弥は、帰らぬ人を待ちながら、月夜の下でひとり「井筒」を舞い続ける。 やがて、その舞を見るため夜ごと人々が集まり始める。 野盗も、足軽も、殺し合う者たちさえ武器を置くほどに。 しかしある夜、舞手は刺される。 それでも翌晩、月が昇ると舞は始まった。 舞って、待って。 舞って、待って。 死してなお終わらない舞を、旅の祓士カナタは見届ける。 室町の戦乱を舞台に、能と「待つ」という執着を描く、和風伝奇譚。

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エブリスタ
エブリスタ2026/08/28
  • 現在の作品恋は孤独で悲しいと書いて「孤悲」という