あらすじ

毎年、幼馴染の九藤湊と食べる苺味のかき氷。
それは、水城夏人にとって当たり前の夏だった。
けれど高校生になった今年、夏人はずっと胸に秘めていた想いを湊に伝えることを決めていた。
――今日こそ、幼馴染ではなく恋人になりたい。
そう思っていた矢先、湊の口から告げられたのは、思いもよらない言葉だった。
「俺さ、彼女できた」
初めての失恋に、夏人は絵すら描けなくなってしまう。
気分転換に出かけた先で出会ったのは、美術部の明るい後輩・日向朝陽。
入学前から夏人の絵に憧れていたという朝陽と過ごすうち、止まっていた夏人の筆が再び動き始める。
そして、朝陽と食べた初めてのレモン味のかき氷。
苺しか知らなかった夏人の夏に、今まで知らなかった色と味が増えていく。
一方、夏人と朝陽が親しくなっていくことに、なぜか胸がざわつく湊。
幼馴染だから気になるだけ――そう思っていたはずなのに。
これは、ひとつの恋が終わった夏に始まる、
新しい恋と、少し遅れて気づく恋の物語。
今年の夏、君と食べるかき氷は、きっと去年までとは違う味がする。

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アルファポリス
アルファポリス2026/08/28
  • 現在の作品かき氷は甘くない