あらすじ

昭和二年の夏。神戸の西,峠の先にある酒蔵の町・玖上(くがみ)。 保険会社の調査係・印南眞平は,二十年近く座敷牢に籠っていた旧家の総領が病死したという一件を調べに,この町を訪れる。 焼け潰され指紋の読めない右親指。 六年も前に絶えた病人の薬。 甘党の保険屋と夏を厭う不思議な連れ——二人の行く先,軒の風鈴が硝子を潰したような声で鳴きはじめる。 氷菓と風鈴,ひと夏の怪異譚。

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カクヨム
カクヨム2026/08/28
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