あらすじ
北方の寒村にて、孤児オルランドは、貧しさから逃れるため、剣で身を立てることを決意する。行商人の馬車に忍び込み護衛を押し売り、都で冒険者を経験したのち傭兵に転向。数々の戦役で武功を立て、貴族に召し抱えられ、叙勲を受け、騎士となり、名誉ある銀獅子団副長を努めた。
のちに狼の騎士団として分離独立、伝説的活躍で南方の蛮族を虐殺する。ひいては予言の災厄、暗黒竜を討つため、王国中から選び抜かれた英雄集団『竜滅隊』に抜擢され、見事これを討ち、王国の滅びすら防ぐ。
そして、今回、伝説の英雄オルランドは、王の勅命により、南方にて全七軍総兵力120万からなる蛮族蹂躙大軍を指揮することに。これは膠着した南方戦線に決定的な一撃を加え、王国の支配を盤石にする侵攻だったが──。
「……えー、全軍撤退」
全軍司令官オルランド公爵、なんの気の迷いか全軍に撤退命令を残し、忽然と姿を消す。
これは成り上がり終えて、疲れてしまったおっさんが人生を全盛期を求める物語。