あらすじ
「私は交流戦にはでない」
魔法は速く撃てるほど強い。そんな時代に、詠唱に五分もかかる
魔法を研究しているニシノミヤは、論文を学内に置いたまま、
外に出そうとしない。趣味程度でちょうどいい、と言って。
そこへ日参してくるのが、発動速度一秒未満、三年連続選出の
天才キング・アズマ。学園対抗の交流戦で、埋まっていない
配役はクイーンただひとつだという。
断り続けるニシノミヤに、アズマは一枚ずつ紙を差し出していく。
魔法学会の会長と役員全員が観戦に来るという返信。
次の対戦相手からの、挑発を受けて立つという返書。
そして、五分の詠唱を成立させるための緻密すぎる戦略書。
外堀は、とっくに埋められていた。
「お前、まさかとは思うが、ここまでの展開全て読んでないよな?」
「……」
売られた喧嘩と、埋もれたままの才能。
掛け合い全開の魔法学園コメディ。