あらすじ
夏休みなのに、夏期講習。
バイトは禁止され、親友には初めての彼氏ができた。
「私の夏、最悪かも」
そんな栞(しおり)がバス停で出会ったのは、少し変わった男の子・湊(みなと)だった。
「そんなに嫌な日?」
彼と過ごすうちに、退屈だった夏が少しずつ変わっていく。
けれど湊には、どこかおかしなところがあった。
「昨日が最悪だったとしても、今日は関係ないんじゃない?」
そして夏の終わり。
「また明日」
そう約束したはずなのに――
翌日から、湊は姿を消した。
昨日を抱えて、未来を想い、それでも今日を生きていく。
ひと夏の出会いを描いた、不思議で切ない青春ミステリー。