あらすじ
仕事終わりの遅い夜。コンビニの惣菜をつついていた健一のもとに、一通の着信が入る。
表示されていたのは、10年前に付き合っていた元カノ・彩花の名前だった。
懐かしさに胸を躍らせて出た電話から聞こえたのは、苦しそうな声と、すぐに途切れた無機質な切断音。
翌朝、何度折り返しても彼女が電話に出ることはなかった。
胸騒ぎを抑えきれず、高校時代の親友・省吾に連絡を取った健一は、衝撃の事実を知らされる。
あの日、言葉にできなかった後悔。隠されていた真実。
止まっていた二人の時間が、いま再び動き出す——。
あの日告げられなかった想いを抱えるすべての人に贈る、切なくも温かい現代ヒューマン