あらすじ
かつて王国を震撼させ、若くして処刑された稀代の悪女がいた。
それから二十二年。
王都の高級娼館で働くダリアは、行方不明になった育ての親を捜しながら暮らしていた。
そんなある夜、ダリアの前に美しい青年ロイドが現れる。
毎夜ダリアを指名しては、なぜか決して彼女を抱こうとしない奇妙な男。
警戒しながらも逢瀬を重ねるうち、ダリアは少しずつ彼に惹かれていく。
一生に一度くらい、恋をしてみるのも悪くない。
軽い気持ちで始めたはずの恋人ごっこをきっかけに、ダリアの人生は終わったはずの“悪女の物語”へ繋がっていく。