あらすじ
「へぇ~? 燎くん、この程度でドキドキしちゃうんだ? かわいいねぇ」
(実はわたしはもっとドキドキしてるんですけどね! ああもう好き、大好き!)
……これが、恋瀬ほたるが天朔燎に言った言葉とその時の内心であり。
そして──燎は不思議な力で、何故か内心の恋心も含めてこの全部が聞こえてしまう。
しかも彼女は、そのことには一切気付いていない様子で。
更に燎をからかうべく、「ドキドキしたら負け」の恋の勝負まで仕掛けてきて……
「愛してる。(愛してる!)
……あれぇ、こんなただの言葉でそんな真っ赤になっちゃうんだ~?」
「手、繋いじゃったね。(嬉しい、緊張する、でもずっとこうしてたい!)
まぁ、わたしはこの程度全然恥ずかしくないけどねー!」
何かを仕掛けるたびに、大好きな内心がバレ続けることに気づかず。
今日も彼女は、俺を煽ってからかってくる。