あらすじ
「――ボクはもう、化け物だ」
聖騎士だった両親を不自然な事故で失い、その死体に残された禁忌の秘法『死霊術』を継承してしまった15歳の少年、ラグナ。
襲い来る刺客を死霊術で返り討ちにした結果、彼は身に覚えのない大量殺人犯として全国に指名手配されてしまう。
帰る場所も奪われ、身を潜めたのは法も神の光も届かない『非合法の娼館』。
そこで名を『ロック』と改めた彼は、己に歪んだ執着を寄せるサキュバスの女主人ヘカテや、狂愛を捧げるメイドのマリアらを従え、夜の裏社会の「掃除屋」として闇に身を投じる。
自らの肉体と精神を蝕む死霊術の代償に耐え、奪った魂を喰らいながら、両親を死に追いやった国家の裏に潜む巨大な陰謀へと挑む。
これは、すべてを奪われた少年が、泥を喰らい、魂を削りながら真実へと手を伸ばす、漆黒のダークファンタジー。