あらすじ

明後日午後九時、共有工房は閉鎖される。吹き硝子職人ヴィーヴェカは、王都から戻った宿敵トールビョルンと、残された三回の焼成枠で最後の腕比べをするはずだった。 ところが、作品にも給金名簿にも存在しないことにされていた磨き子ボーディルの傷を知り、二人は色見本も最終作も窯前から外してしまう。残る一回を、少女に押しつけられた注文品の作り直しへ使うために。 勝負は未決着。工房の火は落ち、午後九時の馬車は待ってくれない。少女を連れて走るヴィーヴェカへ、トールビョルンが差し出した次なる勝利品は、なぜか指輪だった。 救出も求婚も勝敗に数え、恋人になっても一歩も譲る気のない職人二人のお話。

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小説を読もう2026/08/28
  • 現在の作品最後の競作を捨てたら、宿敵が勝利品として指輪を出してきました