あらすじ
「ごめんなさい。あなたとは、その……そういうことは、考えたことなくて」
ずっと好きだった先輩に告白したが玉砕した。自分なりに努力して男を磨いたつもりだったが、先輩には男として見られていなかったらしい。
先輩が卒業した後、入部してくれた後輩女子にもからかわれる。妹の親友でもある生意気な後輩、藍川雫は今日も笑う。
「センパイ、めっちゃ脚見るじゃないですかぁー。えー? スカートが短いのが悪い? それじゃあ……はい、股下ゼロセンチでーす♪ ぁは! センパイ、さすがに見すぎ~!」
バカにしやがって……ありがとうございます! 僕は感謝した。絶対こっちを舐めてる生意気な後輩女子のからかいに勝てない。勝ちたい。なんとかして、ちゃんとした男になってみせたい。
藍川は僕をモテないとからかってくる。僕だってモテるならモテたいよ。
「えぇ~? モテたいと思ってるようには見えないけどなー」
そうやってグサグサと僕が『モテない』理由を教えてくる藍川。
ただ、それは今までに僕が勉強してきた『一般論』よりもずっとタメになると思えるようなもので……。
だから、僕は藍川にモテる方法を教えてほしいとお願いした。藍川は『一般論』を教えてくれようとするが、そうじゃない。
「一般論はどうでもいいから、お前にモテる方法を教えろ」
「………………ふぇ!?」
こうして、僕は藍川から藍川にモテるための方法を教えてもらうことになった。
僕たちのモテ道は……これからだ!
「……………なんでぇ!?」