あらすじ
簾都(れんと)は、平安時代に「妖怪」と呼ばれていた異形の者達が棲んでいる世界。
かつてヒトを襲い、あるいはヒトから虐げられていたモノ達のために創られた。
人間界とは結界で区切られている別世界だが、魂の状態ならすり抜けることができる。
普通のヒトには見えない不可視の存在として、彼等――簾都の住人は人間界へやってくる。
悪意を持つ者・人間との交流を望む者。目的は様々だ。
そんな彼等を審判する為に、不可思議な力を持つヒトがいる。
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考古学者を目指している中野露音は、ある日見つけた不思議な刀を調べてもらう為に、いとこの篠崎真琴の紹介で作家をしている工藤秋霧の元を訪れた。
彼は露音の刀を見るなり、ヒトが持ってはいけない神秘の道具「魔古具(まこぐ)」だと見抜いた。
彼こそが、簾都の住人を審判する不可思議な力を持つヒト――魔視師(まみし)だったのだ。
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これは魔視師と簾都の住人の、仁義なき(?)戦いの記録である。