あらすじ

魔物を遠ざける《青灯》が正常なら、灰牙鼠は近づかない。 ――なのに、安全地帯には真新しい足跡が残っていた。 十九歳の新人冒険者レラが持つ《矛盾視》は、嘘も正解も見抜かない。 ただ、彼女が知っている情報の中に「このままでは同時に成立しない」ものがあると、赤い亀裂として知らせるだけ。 初めての迷宮で仮に組まれたのは、経験豊富なエルフ剣士リンジー、珍しいものに目がない収集家ソフィア、警戒心の強い斥候タチアナ。 魔物は効かないはずのものを恐れ、地図にない場所から風が吹き、確かな記録同士が食い違う。 迷宮を進むほど、四人が出会う「矛盾」は単純な間違いでは済まなくなっていく。 食い違いを見つけ、観察し、仮説を立て、確かめる。 答えをくれない祝福を、四人で攻略の手がかりへ変えていく。 けれど――もし、矛盾している二つが、どちらも間違っていなかったとしたら? 観察・仮説・検証で迷宮の「なぜ」を解く、四人の探索ファンタジー。

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小説を読もう2026/08/28
  • 現在の作品《矛盾視》――答えを教えない祝福で、四人は迷宮を攻略する