あらすじ
時は西暦にして2030年。1999年に恐怖の大王にボコボコにされ人口の3分の1を失った人類は、生き残るためにそれまで消えかけていた神秘を必死こいて拾い集め科学を併せることで撃退&斜め上に発展。約40年程で不思議やら異能やらが割と広まる世界になった。
そんな中、先祖が蚕のお姫様を娶っていたらしい程々な旧家である蚕糸田(さんした)一族は蚕が築き上げてきた信仰もあり、異能で出した絹糸などを飯の種にいい暮らしをしつつのほほんと糸を紡いでいた。そこに宮内庁からお手紙が届く。
内容は小難しい表現を省くならば「至急、其方の家から体力のあるものを一名こちらで雇用したい。危険な任務の為断られても仕方ないと考えている。詳細は一度対面で話したいためご当主と該当者を連れてこちらの住所まで。」と言ったところ。ちなみにめちゃくちゃ皇居(宮内庁)の住所で蚕糸田家は震撼した。旧家とはいえそんなガチのところからお声がかかるなんて想定してなかったのである。
そして一族会議の末、その危険な任務とやらに大学中退の後呑気に暮らしてたニートを送り出したのだった───────。