あらすじ
群馬県にある、水と緑と詩のまちに暮らす中学三年生・空野恒一の夢は「無職」になることだった。誰にも命令されず、期待もされない自由——それこそが最強だと信じていた。
だが、修学旅行中、学年ごと異世界へ召喚された恒一は、神殿での適性判定で全員が「勇者」「聖女」といった役割を与えられる中、ただ一人だけ何も与えられなかった。ジョブ:無職。王国はそれを「異端」と断じ、恒一を隔離する。
役割を持つ者だけが評価され、居場所を得るこの世界で、誰にも選ばれなかった無職の少年は、たった一体のスライムと共に、何にも縛られない自分だけの生き方を選び取っていく。