あらすじ
農業高校に通う山本和也は、卒業後の進路を決められずにいた。
神社の家に生まれたわけでもなければ、神道について詳しいわけでもない。
そんな和也があることをきっかけに知ったのは――
神社に仕える「神職」という仕事だった。
神職は、代々神社を継ぐ人しかなれないと思っていた和也だったが、普通の家庭に生まれても、必要なことを学び、資格を取得すれば神職を目指せるという。
祝詞も祭式も、装束の着方さえ分からない。
待っていたのは、これまでの常識が通用しない未知の世界。
それでも和也の胸には、少しずつ一つの思いが芽生えていく。
――人の幸せを祈る職業に、就きたい。
特別な生まれではない一人の青年が、白衣に袖を通し、白袴の紐を結び、迷いながら自分の道を選んでいく。
神職を目指す青春お仕事物語。