あらすじ

「100万マニール、高くはあるまい?」  貧乏辺境伯アルチュールが王都まで足を運んだのは、過疎化が進む自領に若者を呼び戻すための予算交渉のため。だというのに暴君の国王が言い放ったのは、1000万マニールという桁違いの重税命令だった。  絶望を抱えて帰郷する道すがら、盟友の伯爵ルシアンと傷を舐め合うアルチュール。二人が辿り着いた結論はただ一つ——伝説の金山が眠るという、大森林への決死行だ。  装備も人手もろくにないまま突入した森の奥で、二人が見つけたのは白銀の髪と紅い瞳を持つ、記憶を失った謎の少女。彼女が軽く手をかざしただけで、森の頂点捕食者はなすすべもなく消し飛んだ。 「なんじゃ、拍子抜けじゃの。」  名前も、素性も、力の正体すら知らないまま笑う少女。だが誰も知らない——彼女こそ、かつて世界を震撼させたはずの、魔物を統べる王そのものだということを。  貧乏領主×記憶喪失の魔王。金も後ろ盾もない辺境の地から、暴君の圧政に立ち向かう下剋上ファンタジー、開幕。

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カクヨム
カクヨム2026/08/28
  • 現在の作品貧乏辺境伯、記憶喪失の魔王を拾う ~1000万マニールの重税、森の力で払ってやる~