あらすじ
村長の息子として何不自由なく暮らしていた少年バルトは、勇者ルシアンへの嫌がらせを繰り返した末、故郷から追放されてしまう。
絶望するバルトの前に現れたのは、この世界の「物語」を知る謎の存在――実況民だった。
実況民は、勇者ルシアンを主人公とする物語の結末を知っている。
彼らの助言を頼りに、バルトは魔物から逃げ、仕事を探し、危機を切り抜けて異世界を生き残っていく。
しかし、実況民が知っているのは「勇者ルシアンの物語」が中心。
本来なら物語の片隅にしか登場しないバルトが筋書きから外れるたび、未来は予測不能に変わっていく。
やがてバルトが目にするのは、まだ生きているはずの勇者ルシアンの墓。
そして、勇者の物語を記した謎の未完小説だった――。
【本作のセールスポイント】
■「実況民」が主人公を導く異色の異世界もの
複数の実況民がチャット形式で会話し、助言・応援・ツッコミを行う。
単なるナレーションではなく、それぞれ異なる個性を持った「キャラクター」として主人公との掛け合いを行う。
■実況民の知識が万能ではない
実況民が知っているのは、あくまで「勇者ルシアンを中心とした物語」。
バルトが本来の筋書きから外れるほど、その先の出来事は予測できなくなる。
「未来を知る者に導かれる主人公」でありながら、物語が進むほど未来そのものが未知になっていく構成。
■地道な成長と王道のカタルシス
バルトは最初から強い主人公ではなく、剣の才能に恵まれず、社会経験も乏しい未熟な少年。
それでも他者を見捨てない不器用な優しさや、失敗しながら身につける技能を積み重ねて成長し、他者からの信頼を勝ち取って行く。
■漫画ならではの「コメント欄」の演出
実況民の発言をチャットウィンドウとして画面上に配置し、会話・ツッコミ・感情表現を視覚的に演出する。
通常の会話劇とは異なるテンポを作ることができ、ギャグ、シリアス、バトルのいずれにも応用可能。
■作者・制作面について
・商業電子書籍での出版経験あり。
・漫画執筆経験あり。
・印刷業務、DTP実務の経験があり、印刷・組版・誌面構成などの実務知識を有する。
・漫画化を前提として、過度に複雑な作画演出や大規模な群衆描写を避けるなど、作画面にも配慮した構成を意識している。
※カドコミ漫画原作コンテスト用の作品です。