あらすじ

広島のホテル。 22時を過ぎても、耳の奥にはまだ音が残っていた。 疲れた身体で風呂に入った主人公の前に、突然、黄色いアヒルが現れる。 「よう来たね。」 喋った。 しかも自称、伝道師。 何を聞いてもよく分からないくせに、ことあるごとに「勇気を出せ」と言ってくる。 牡蠣は食べる。勝手についてくる。たまに妙なことだけ本質を突く。 そんな伝道師との暮らしの中で、主人公は少しずつ、自分で選ぶこと、自分の言葉で伝えることを取り戻していく。 これは、人生を正しく導いてくれる物語ではない。 自分の人生を、自分で決めるための物語だ。 ……たぶん。 伝道師に聞いても、「知らん」と言うだろうから。

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カクヨム
カクヨム2026/08/28
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