あらすじ
――八年前、一枚の絵が、私の人生を変えた。
八年前、一枚の絵に心を救われた少女がいた。
二十五歳になり、美術雑誌の編集者として働く吉野一頼は、かつて自分を救ってくれた画家「久見ルナ」を今も探し続けていた。
そんなある日、掴みどころのない画家・久世鳴海と出会う。
彼の絵にどこか懐かしさを覚えながらも、次第に彼自身へ惹かれていく一頼。
しかし彼には決して語ろうとしない過去があった。
やがて明らかになるのは八年前から途切れることなく繋がっていた、二人の想いだった。
絵が繋いだ再会から始まる、枯れない想いの物語。