あらすじ

【毎日更新】 灰島透、二十四歳。戦闘力ランクF。武器の携行許可すら下りない、協会の記録係。 透にはダンジョンが「誰かの書いたシステム」として読める。罠も魔物も、そう書いてあるからそう動く、として。だが根拠を説明できない。だから五年、黙って書式を埋めてきた。 半年落ちないボスがいた。〈不倒〉。国内最強クランが110回挑んで、一度も倒せていない。 雨の日、幼馴染の団長が頭を下げた。 「頼む。来てくれ」 前線に立った透は、すぐに気づいた。全員が正しいと信じていた手順が、そのボスを半年間ずっと不死身にしていた。 「一匹残してくれ」 半年ぶんの血と汗が、その一言と、透の撃った一発で終わった。 ――その一部始終が、全世界に配信されていた。 「……面倒なことになるな」 誰にも見られていなかった記録係が、仕様の穴だけで世界を抜いていく。

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カクヨム
カクヨム2026/08/28
  • 現在の作品その雑魚を殺すな 〜ランクFの記録係が、ダンジョンの仕様を読んだ結果、半年倒せなかったボスを一言で落として全世界にバレる〜