あらすじ
三分以上ひとつのことに集中できない男子高校生がいる。
土場我輝、通称ドパガキ。一日八時間、画面を見ている。頭がいいわけではない。ただ、見すぎている。
風紀委員の鎮目静香は、彼が動画の〇.四秒のズレから撮影者を言い当てるのを見てしまう。
それから八年半、彼女は事件を持ち込む側に、彼は解く側になった。
消えた投稿。誰も撮っていない集合写真。四十秒で消える動画を、四十秒以内に見た四人。
手がかりは、いま全人類が毎日大量に生産している痕跡である。
ただし彼は、解いた事件を翌週にはきれいさっぱり忘れている。
積み上がるのは彼ではない。彼に助けられた人間のほうである。
全200話・完結済み。一日二回、午前七時と午後七時に更新します。