あらすじ
婚約者である王太子に濡れ衣を着せられ、辺境の監獄島へ永久追放を言い渡された公爵令嬢アイリス。
会場に響く断罪の言葉。頬を伝う涙。誰もが、彼女を哀れな悲劇のヒロインだと信じた。
けれど、本当は違う。
『やっと、これで完全な自由だわ』
数値視認の才を持つ天才魔導建築士である彼女が、この日をずっと待っていた理由はただひとつ
誰にも邪魔されず、心ゆくまで引きこもれる場所を、手に入れるためだった。
追放先の監獄島でアイリスは動き出す。
人間嫌いのドワーフ職人、退屈しきった古代魔導のエルフ、そして島に隠された少女とその魔獣。
次々と"家族"を巻き込みながら、彼女は監獄島を誰も見たことのない楽園へと造り替えていく。
合法的に、堂々と、そして誰よりも幸せそうに。
これは、悪女のふりをした令嬢が、自分だけの理想郷を築き上げる引きこもりライフの記録。
この作品はソリスピア ヤングキング・ラムダ原作小説大賞にも応募中となります。